新型コロナウイルス感染症対策
みなさんの声を聞かせてください
2020年4月6日
名古屋市立大学教職員組合
看護師部会 発行
ナースシューズ 第64号
すべての看護師組合員のみなさんへ
名市大教職員組合 看護師部会部会長 浅野茂美
新型コロナウイルス対応として、1階救急病棟が新型コロナウイルス対応閉鎖病棟として運用されていることはみなさま周知のことと思います。約一ヶ月が経過し、運用にあたって様々な問題が発生している状況です。救急病棟やICUでは事務クラーク、アメニティ、清掃などの業務を看護師が一部担っており、業務負担が増えています。さらに、感染リスクを強制的に負いながらも、何ら手当はありません。
救急病棟・ICU・病棟看護師でも、運用方針の統制がとれていない、正しい受け入れ方ができているのかどうか判断できないことがスタッフの不安と不満につながっています。
世界的に問題となっている事象であり、我々も医療者として全力で対応していますが、あまりにも労働者としては疑問が多いという声が挙がっています。
今後救急病棟に新型コロナウイルスの患者が集約され、ICUや病棟に重症患者が搬送されることで、現場が混乱することは必至です。このままでは院内感染のおそれ、スタッフの精神的・肉体的な疲労が限界に達するのは時間の問題と感じています。
現場で起こっている問題を共有するために、部署の看護師部会役員もしくは組合評議員にみなさんの声をお伝えください。お互いに健康に留意して、この難局を乗り切りましょう。